スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--------(--)
 

ステンドグラス at 鳩山会館

暑い毎日が続きますね。
こんなときは美しいものが観たいですよね (と、断定)

小川三知(おがわ さんち)の手によるステンドグラスの傑作の数々を
鳩山会館でみることができるのです。

鳩山邸のステンドグラスはすべて、小川三知の手による作品です。

鳩山会館リビングのステンドグラス

≪第2応接室 欄間部分のステンドグラス≫

第一リビングのステンドグラス

≪第1応接室 暖炉脇の1対のステンドグラス≫

第一リビングのステンド


小川氏は、日本初のステンドグラス作家であり、重要な存在です。

明治38年に渡米し、ステンドグラス作家の当時の巨匠 ティファニー、ラファージと出会い、
11年にわたって、多くの工房などで技術を学び、帰国。

アールヌーボーやアールデコの工芸を身に着けつつも、
日本の建築になじむステンドグラスとは何かを追い求めた人です。


彼の作品は多くが鳩山邸のように、個人の邸宅に取り付けられ、
ステンドグラスが建築の一部として存在してきたため、
芸術作品としては、多くの人に認知されずに、最近まできたのだそうです。

玄関の明り取り

鳩山会館玄関上部のステンド部分

≪玄関の明り取り窓 鳩≫


繊細かつ大胆にデザイン化された構図

空白を大きくとった絵画的な表現は、まるで日本画を観るような・・・
 と思われたあなた。正解です


小川三知は本来、日本画家だったのです。

東京美術学校、日本画科に入り狩野派の流れを汲む橋本雅邦氏に学ぶ。
という経歴の持ち主。

リビング欄間鳥

リビング欄間花

リビング欄間実

≪第2応接室とダイニングの欄間部分のステンドグラス≫ 8枚のうちの3枚

花鳥風月という伝統的画題と洋風のステンドグラスがベストマッチ。
和でもあり、洋でもあり、独特の世界を作り出していますね。


第2応接室鏡

応接室のマントルピースの上部にかけられた鏡の中にも
ステンドグラスが映りこみます。

部屋と完全に一体化し調和した様子が見ていただけると思います。



ヨーロッパ式のステンドグラスと違うのは、
ガラスの色の明るさと線やパーツの細やかさ。

ヨーロッパのステンドグラスがH溝の鉛線(ケイム)に
ガラスを組み込んだ方式なのに反し、
アメリカ式では銅を使ったカッパーフォイルという繋ぎを使います。
(ガラス断片の周りに銅のテープ(コパテープ)をまいてハンダ付けする)

また、オパールセントと呼ばれる、乳白色の優しい光のガラスも特徴です。

一郎記念室ステンドグラス

≪一郎記念室の窓≫

大ステンドグラス

≪階段踊り場の壁面の大ステンドグラス≫

完全に日本画の世界。
複雑な色彩を見事に工夫して表現しています。

重ね硝子技法(二重にしたガラスの後ろに色をつけ、手前には黒で縁取りをし、
奥行きを感じさせる技法)を使用しています。

陽の光によって表情を変えるそうで、夕方の光が差し込む大窓は
最高に美しいそうです。


鳩山会館玄関のステンドグラス

≪玄関 扉のステンドグラス≫

歴史に名だたるVIPを迎えた玄関。

ここにも、新しいステンドグラスの技術が駆使されているそうです。


震災や戦禍や戦火で失われ、建物と共に滅びやすい光とガラスの芸術。

それが、こうして、多くの人々に愛でられる作品になっている。

今、時を越え、作品と向き合える幸せに感動ですね。


ぜひ、お見逃しの無いように

鳩山会館の顔ともいうべき、この見事なステンドグラスですが、
実は一度壊れています。

大ステンドガラス2階から


鳩山 由紀夫 邦夫兄弟が幼いころに壊してしまったそうで、
改修時に修復した後というのも見られます。

案内の係りの方が必ずその話をしてくれると思いますが、

大ステンドガラス部分

窓の右下部分、この、緑の木々の部分です。
色が明るくなっているガラスが修復した後だという話です。
同じ材質のガラスを取り寄せたかったそうですが、
今となっては難しかったそうです。


小川三知のステンドグラスについてもっと知りたい方へ
『美の巨人たち』 TV東京 番組バックナンバー・ページです。
 
http://www.tv-tokyo.co.jp/kyojin/picture/040925.htm


日本のステンドグラス史 研究家 田辺千代さんの
『ステンドグラス探訪』のページ
 
http://www.stained.co.jp/tanabe/visit.html



ステンドグラスに見とれた方へ。

どうぞご協力よろしくお願いします。

banner_21.gif ←いつもありがとうございます<(_ _)>
2010-08-16(Mon)
 

コメントの投稿

非公開コメント

 

前記事でも気になっていました。
ステンドグラス、なんてステキなんでしょう。
ぜひ実物を見てみたいです。
それから、私がもっと見とれてしまったのは、紹介してくださったページの青森の邸宅に描かれた景色のもの。
うう~ん(うなる)、鳩山邸といい、こんなステンドグラスもあったのですね。
2010-08-17 21:40 | かめこ | URL   [ 編集 ]

ステンドグラスは芸術です 

かめこさんへ

小川三知さんという名前は、鳩山会館を調べていて知ったのですが、
ただ目にしただけで、これは好き!と感じました。
これらの作品が失われずに本当によかった。
もし、鳩山家が手放して、転売されていたら、このあたりの土地柄のこと、
絶対にマンションにされてしまいますよ。

彼の作品をみるためにだけでも行く価値があると思います。

青森のステンドグラス、いいでしょう?!
あまりに気に入って、つい、こっちも紹介したくなってしまいました。(^ー^)
今でも個人のお宅になるため、私がこの実物を見られるチャンスは
残念ながら、たぶんなさそうです。
これは、立派に絵画ですよねぇ~。
2010-08-18 15:00 | SATOKO | URL   [ 編集 ]

繊細で綺麗 

色使いというのか、なんていうんでしょう、繊細な色使いのステンドグラスですね。
私もお金に余裕があって、家を作るなら、こんなステンドグラスをお願いしたいなあと思います。
西洋のハッキリした色のものも綺麗ですけど、やっぱり日本の美っていうのか、すばらしいですね。
2010-08-21 08:56 | たまママ | URL   [ 編集 ]

和室にも似合う 

たまママさんへ

西洋の教会で見るステンドグラスが神々しいのとはまた違って、
本当に、見ていて心が和むようなステンドグラスですね。
絵画的で優しさを感じます。
全くうっとうしさがありませんよね。

驚いたのは、青森の私邸の障子にステンドグラス!
和室にステンドグラスが非常によく似合います。

こんな表現もあるのかと、とても感心してしまいました。

そういえば!日本では一般家庭にまで、襖絵という伝統があるのですからね。
「ガラス絵」があって当然かもしれません。
いいなあ、こんな窓、ほしいなあ。(コピー商品でもいいから・・・)

でも、カーテンを引かないと暮らせない都会の暮らしでは、
こんな優雅は見果てぬ夢ですが・・・。
2010-08-21 11:39 | SATOKO | URL   [ 編集 ]

素敵 

雪の美術館もここも行ってみたいですね。関西在住です。どうやって行けばいいんでしょうか??
2010-09-07 10:23 | マリリン | URL   [ 編集 ]

アクセスについて 

マリリンさんへ

はじめまして。コメントありがとうございました。
ご興味を持っていただけて嬉しいです。
ひょっとして、趣味が合いそうですねv-344

鳩山会館のあるエリアは電車で行くのにはちょっと不便なのです。
最寄駅は東京メトロ(地下鉄)の有楽町線 「護国寺」または「江戸川橋」ですが、
いずれの駅も多少歩かないといけません。

●有楽町線 江戸川橋駅下車(出口1a)徒歩7分
●有楽町線 護国寺駅下車(出口5)徒歩8分
http://www.hatoyamakaikan.com/access/index.html

ただ、歩くつもりなら、見所は他にもあるので、散策もかねて遊びに来ていただけるとよいと思います。

『東京カテドラル聖マリア大聖堂』
音羽通りをはさんで反対側には、日本のカトリック教会の大本山があります。
http://www.tokyo.catholic.jp/text/cathedral/map.htm

丹下健三氏の代表的建築として有名。カトリックなのに、とってもモダンな教会です。

『椿山荘』
ちょっとリッチにお食事またはティータイムなら、カテドラルの向かいにあるここで。
http://www.chinzanso.com/

結婚式場なんですが、地元民はお食事のためだけによく行きます。
庭園が素晴らしく、自由に歩けるので、プチ自然散策もできます。

隣接の『フォーシーズンズホテル椿山荘』も豪華な気分を味わえますよ。

実際にこちらに来られる予定がたったら、ご相談くださいね。
もうちょっと詳しくアドバイスさせていただきますので。
2010-09-08 11:59 | SATOKO | URL   [ 編集 ]

 

こんばんは~
お盆上京していたのですが、ご存知のとおり体調最悪でどこにも出かけませんでした。
ご心配をおかけした群発頭痛ですが、なんとか発作期が終息したみたいです。
ありがとうございました。
次の上京は年末予定。
体調を整えておかないとね。
2010-09-08 23:16 | マイト | URL   [ 編集 ]

祝!ご生還 

マイトさんへ

こんにちは。お元気になられてよかったです。
そうかぁ・・・お盆の時期がNGだったのですね。
それは、残念でした。
また、よい季節になったらまた、いらして下さい。
2010-09-10 17:23 | SATOKO | URL   [ 編集 ]

プロフィール

SATOKO

Author:SATOKO
旅行のお仕事をしています。
トラベルユアーズ という小さな旅行会社です。
業界の端っこに生息する私達はエージェント。
旅行のパートナーです。
旅のお話しいろいろ、いっしょにお話しませんか?
お気軽にコメントくださいね。

Click Here!

人気blogランキングへ ←参加してます。 よろしくね。
黒猫clock
カレンダー
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。